福田川にも多くの水生昆虫が棲息しています。
FCRメンバーの活躍により、それら水生昆虫の生態観測や新しい発見などが行われていますが……。
(*福田川に現存する最も多い水生昆虫はアメンボです)
今年、7月中旬に青城後山で「越中巨歯蛉」(オオキバヘビトンボの一種)が発見されました。
発見した四川省成都市の昆虫博物館館館長が測定したところ、羽を伸ばしたときの幅(翼開長)が21センチメートル。
これまで世界最大と言われていた中南米に生息する「ハビロイトトンボの仲間(19.1センチメートル)を抜いて、現存する世界最大の水生昆虫となりました。
ちなみに地球史上最大の水生昆虫はトンボの祖先で「メガネウラ (Meganeura) 和名:ゴキブリトンボ」です。
翼開長が75センチメートルという人間も捕食されそうな大きさですが、今から2億5000万年前に絶滅してしまいました。
*メガネウラの生態再現模型